変容する雇用形態

日本では、非正規雇用の形態が、正社員とは別に、準社員・契約社員・派遣社員・パートタイマー・アルバイトなどに区分されています。これらは、労働者の勤務形式ごとに分けられたもので、労働自体に優劣が付けられるものではありません。
したがって、勤労者に与えられた基本的な権利は正規・非正規に関わらず、働く人々全てが享受できることはいうまでもありません。ただし、仕事に対する報酬や福利厚生などについては、法律に違反しない範囲で正規・非正規は明確に一線が引かれていることも事実です。
具体的な待遇については、各企業とも、「就業規則」にその規定が記述されています。就業規則は従業員が5名以上の企業・団体に「労働基準法」によって定められており、さらにそれらをいつでも誰もが自由に閲覧できるよう、事業所に設置しておくよう雇用者側に義務付けられています。

増加するバイト人口

この20年で、日本の雇用情勢は大きく変質しました。かつては「日本の美徳」とまでいわれた独特の「終身雇用制度」や、中小企業に見られた「家族的な雇用形態」はほとんどなくなり、各企業は「合理的経営」と「リストラクチャリング(企業体勢の再構築)」を進めます。
そして、政府の規制緩和政策によって、非正規雇用者の比率が高くなり、現在では日本企業の労働者の約半数を占めるまでに至っています。以前は、アルバイトなどは学生など若者がする労働形態でしたが、現在では、中高年層が占める割合が年ごとに高くなってきています。
ただ、若い世代に比べて年配者がバイトの働き口を見つけるのは容易ではありません。ここでは、中高年齢者を必要としているバイトの仕事の中で、特に人気がある職種を紹介しましょう。